25年3月12日
ちょうど2年前、仙台から里帰りしていたお母さんがいました。退院した翌日に、パンパンのおっぱいで赤ちゃんが全く吸えなくて、訪問しました。
この赤ちゃんなかなか手ごわいSちゃんです。
吸えるようにはしばらくかかりそうだったので、まずはおっぱいを出してあげることと、分泌をキープすることを目的にして、搾乳器を借りてもらいました。
あっという間に1回100mlはしぼれるようになったかとおもいます。
そして、Sちゃんもくわえられるようになってきました。
だけど、ずーっと吸っていても、ごっくんって言わないんです。
そんなに出るんだから、流れ込んできてもいいはずなのに、母乳を測定してみると、0なんです。すっかり哺乳瓶に慣れてしまったんですね。
おっぱいが出てくる吸い方をしない…
Sちゃんがゴッくんって飲めるようになるまで、2ヶ月かかりました。
そして、私も悩みいろいろな人に相談しました。そんな時、秋田県に住む先生から、「もう一度基本に戻って、だき方、口の角度、すべてをみてごらん」といわれました。
ある日、私も本気で、向かいました。
はじめはチュクチュク…そして、体の密着を変えてもらい、押してダメなら、引いてみる
、またおして、おへその位置を変えて見たり、ああでもない、こうでもない…あれこれしました…すると…突然ごくごく飲み始めたんです。
測ってみると60グラム飲めていました。その日からSちゃんはどんどん飲めるようになりました。
私が今、しつこいくらいにだき方をいうのはこの経験のおかげです。ラクテーションコンサルタントは、ポジショニングと言います。
たかがポジショニング、されど、ポジショニングです。これを教えてくれたのはSちゃんです。
母乳を出すコツ、うまくやるコツ、続けて行くコツ、すべてはここにあると思っています😌
その後Sちゃんは仙台に帰り、被災しました。ミルクだって手に入るかわからない、お湯だって沸かせるかわからない状況で、母乳で本当に良かったと思いました。
ママは4ヶ月で職場復帰して、1歳まで、搾乳して、母乳オンリーでした。
今、2歳4ヶ月くらいかな〜多分まだおっぱい飲んでるかしら✨
2013年03月12日 14:35