HOMEブログページ ≫ 授乳時の痛みについて ≫

授乳時の痛みについて



ここのところ、遠方からの来院、そして遠方への訪問が増えていました。
授乳時の痛みには、まず一つ目は、吸われる事による痛みがあります。
これの対策は、とにかくだき方飲ませ方です。
昨日も書きましたが、首の後ろつかんで、がぶってやってたら、治るものも治りません。
子供たちは頭のけぞらせて怒ります。
「ママ、僕自分でできるんだよ、私もできるよ、押さなくても大丈夫だよ」って教えてくれるように、首を振ったり、頭を持ち上げたりしますね。
赤ちゃんがどうしたいのかよくみてあげる、赤ちゃんの動きに合わせて優しくサポートしてあげる、それができるようになってくると、痛くない授乳に近づけます。
 
そして、授乳時の痛みは、他にもあります。
カンジダ菌による乳頭の痛みがあります。赤ちゃんにひどいオムツかぶれがあったり、お母さんのナプキンかぶれがあったりした時に、起こることがあります。そして哺乳瓶を使っている時にも起こります。
赤ちゃんのお口の中が、鵞口瘡といって、真っ白になる時があります。その時に、乳頭が激痛になります。
 
先日訪問したケースこの状態でした。
お母さんは、あまりの痛みに、原因もわからず、病院の助産師に相談して、断乳する方法を教えてもらったそうです。
でも、やっぱり母乳育児があきらめられなくて、お電話をいただきました。
まずは鵞口瘡の治療が必要です。ママも一緒に治療したら、乳頭の激痛はなくなります。あとは、だき方飲ませ方を治せば、痛くない授乳にたどり着けます。
 
もう一つ、乳頭のレイノーという痛みがあります。
これも激痛です。
痛い時に、乳頭は白く色が抜けていきます。
結構よくあるんです。
 
温めると治るケースもありますが、
いま関わっている方は、乳頭自体には何も症状がなく、ずーっと乳房が痛いという方でした。
産婦人科に行き、皮膚科、整形、乳腺外科、全部行って、当院に来てくれました。
 
ずっと辛かったって。
 
そして、温めてみたけど改善せず、効果的なお薬があるので、母乳育児にとても詳しい先生に診てもらい内服を開始しました。
今、薬の効果があって、痛みを感じるのは週に数回になって来ました。
 
産後2ヶ月から5ヶ月になるまでずーっと痛みで悩んでたんです。
今回のケースは見た目にも症状がなくて、私もすごく迷いました…
 
昨日も、書いたけど、日々学ばなくちゃ母乳育児は支援できません。
次から次へと悩むケースに出会います。
 
絶対どこかに答えがあるはず!と思って、あきらめないで勉強していくと色々な事に出会えます。
 
母乳育児サポートしますよって掲げてるなら、少なくともカンジダや、レイノーは知ってなくちゃ。乳頭が痛い時に、なんの痛みなのか、考えれなくちゃダメだよね。
 
お母さんが、神経質だから痛いの?
そんなわけないしね。
お母さんが気にしすぎ?そのうち慣れる?初めてだから仕方がない?
お母さんの乳頭の形がとか、赤ちゃんのお口は小さいとか。。
 
断乳なんて、最後の最後だよ…
 
今日はすごい雪ですね。
ちょうど札幌に行かねばならず…電車は大幅に遅れ…
そんな時間、ちょっとぐちぐちしてしまいました。
 
悩んでる方がいたら、いつでも声をかけてくださいませ(^_^)
2017年12月13日 13:47
    のぐち母乳育児相談室      [電話番号]           09086337841                     [住所] 名寄市西10条南9丁目48-60 診療日 8:00~18:00 休診日 土曜日

ブログカテゴリ

モバイルサイト

のぐち母乳育児相談室スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら