2019年7月29日 北海道新聞に掲載していただきました
北海道新聞に掲載していただきました。
記者の方が、一生懸命に取材をしてくれて、とても素晴らしい記事内容でした。
私の写真が…(T_T)
朝から、「実物はもうすこしマシだと思ってるから安心しな〜」ってメールが来たり…
「この角度か〜」とか…
「野口さんだって気付きませんでした…」とかね。
まあ、もう仕方ないね。
年取るとさ。いつ写真に写ってもいいショットなんてないんだよね〜
でも、記事内容が素晴らしかったので!
2016年、札幌市で産後ケア事業が始まりました。
その時、新聞に大きく載って、
その記事を読んだ私は、泣きました…
お母さんと赤ちゃんにとって、素晴らしいシステムが北海道でスタートしたのに…
札幌から何百キロも離れてる名寄には、全く関係ないような話に見えて、
孤独感と、無力感と、あとはなんの感情だったんだろう…
涙が止まらなかった。
その後、多分私はやや荒れ気味だったのかも
開業して、8年経っていて、生意気盛りだったのか、仕事に疲れたのか、何をすべきか一瞬わからなくなったし、このままで終わるんだろうな〜みたいな、悲観的な気持ちが、強くなっていました。
もう名寄で出来ることもやり尽くした感じもしてたし…(ここが生意気ね)
それでも、辛いお母さんがたに会うと、なんとかしてあげたい、こんな辛い想いをしているお母さんがたから、毎回3000円もらうことにも胸が痛み…
子育てに悩み、サポートもなく、一日中赤ちゃんを抱っこしているお母さんに会うと、
「産後ケアがあれば…もっとこの人のお家にきてあげられるのに…」と心のそこから願うようになりました。
そして、なんとかせねば!
から、当院を利用しているお母さんがたにアンケートのご協力をお願いしました。
この地域に産後ケアが必要か、
あるとしたら、どんな場所?自宅か、病院か、助産院か。
時間はどのくらいがいいのか?
産後どんなことに困ったのか…
答えは
自分の自宅で子育てがうまくいく方法を教えて欲しいという答えが一番多く、ついで、助産院。
時間は、宿泊とか、長時間のデイサーイスではなく一番多かった答えは。2〜3時間でした。
産後のお母さん、自分も頑張るけど、すこしだけ助けてほしい、そうしたら私頑張れるよってことなのかな〜と感じました。
もちろん宿泊や、長時間のデイサービスを望まれた方もいました。
それを元に、この道北地域でどんな産後ケアだと、実現可能なのか、お母さんがたのニーズにあったものなのかを、保健師さんがたと相談し始めました。
そして真っ先にスタートしたのが、西興部、名寄市です!その土台を元に、
枝幸、浜頓別、音威子府、美深、士別、中頓別、下川、剣淵と話し合いを進めていきました。
ある時は、全員集まり、具体策や、書類を考え、よりお互いの業務の負担が少なく、かつ利用者にとっても、簡単で、利用したい時に、タイムリーに使用できるように、話し合いをしました。
私は、保健師さんたちと違い、事務能力はゼロだし、話し合いしてると、だんだん頭が疲れてきて…
もうお任せします…って何度言ったことか…
今回保健師さんがたのたくさん助けてもらい、協力し合い、4月から産後ケア事業がスタートしました。
一番遠い浜頓別まで上は100キロ
下は剣淵まで40キロ、
横は、西興部まで50キロ
まずは、スタートしたばかりで、いろんな不備や不足があるかもしれないですが。その都度、保健師さんたちと話し合い、よりお母さんがたにいいものになっていくよう、頑張っていきますね!
長くなりました。
すみません
この記事の取材には、沢山のお母さんがインタビューに答えてくれました。
「産後ケアが受けれることをもっと知ってもらいたい!」
「産後ケア利用して、すごく楽になりました」
「野口さんが来ると、実家のお母さんがて来くれたようで、安心していられた、パジャマでも全然平気でした!」
などを答えてくれました。
インタビューに答えてくた皆様ありがとうございました😊
今日は、今年度2回目の枝幸入りして行う産後ケア事業です。
今は帰りのバスの中!
枝幸で4件のお家を訪問してきました。
次回は9月に枝幸入りします
毎回毎回、お仕事がスムーズにいくように準備してくれている保健師さん、ありがとうございました